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● 水やりについて・・・(基本を押さえれば難しくない!)

鉢の中は小さくて狭い世界です
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鉢の中の水の循環が悪いと 水質が悪く なります。

水やりは、土の中の水と空気を押し出して入れ替える 気持ちで!
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水が鉢の内部で止まってしまうような、「ちょろっ」という感じの水やりでは、
鉢の中の水の質を落とすだけではなく、空気の入れ替えもできません!


根っこも呼吸をしていますので、人間と同じように酸素が必要です。
と、いう事は…どうにかして空気を入れ替えてあげないと、
土の中は古い空気でいっぱいになり、酸欠になってしまいます。

私たちも体内の水分の循環が悪いと体調を崩してしまいます。
空気の悪い部屋にずっと居るのはとても辛いです。
これは植物も一緒なんです。
質の落ちた水や空気は植物達にとっても良くありません。


1、鉢の底まで届かない量の水しか入ってこない。古い物が溜まったまま、ほぼ動かない。
2、鉢の中を一気に水が流れていき、古い物を押し出して新しい物に入れ替える。
『2』のイメージはスッキリとした感じではありませんか?



ということは、植物たちの為には気持ち良く水と空気を通して、
常に鉢の中が新鮮な状態になるようにしてあげるのがベストです。


※ 水はけが悪い土では水が留まり過ぎ水質が悪くなりやすい為、根腐れの原因になったりします。
  この場合は水やりのタイミング(土中の水量の加減)で調整する事になります。
※ 水耕栽培は、水が循環しているので水・空気が常に新鮮、という状態で成り立つ栽培方法です。



基本的な水やりの方法は・・・
★ 土が乾いてから、鉢底から流れ出る位『 たっぷり 』あげる。
★ 受け皿に水を溜めたままにしない。
です。



これで一旦、鉢の中の古い水分が押し出されて新しい水に入れ替わります。
そしてこの時、水を押し出すのにも空気が必要です。
目の詰まった土では水分も空気も通りにくいので、上手に入れ替えをする事ができません。
なので、水はけの良い土とは空気の通るスペースがある、適度な隙間のある土なんです。



夏場はお家の中の蒸れ以外に、

【鉢の中の蒸れにもご注意!】ですよ〜。




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   夏場の鉢植えの水やりについて
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真夏の水やりは…
涼しい朝のうちや、夕方の気温が下がってきた時間帯がベストです。
夏場の日が昇っている暑い時間帯の水やりは避けて下さい。
鉢の中に残っている水分温度が上昇しすぎて湿度も高くなり、根腐れしやすくなります。

急遽どうしても水が必要になった(水切れしてしまっている)植物は、
とりあえず日陰に移動してから水やりをし、次の日に元の位置に戻します。
※水切れの状態が深刻で夕方まで持ちそうにない場合の応急処置です。

・・・それと、ホースで水やりをされる方は、
水温を確認してから水やりを開始してくださいね。
夏場はホースの中に残っている水が、お湯になっている事があります。
水やりは、出てくるお水が冷たくなってから! ですよ〜。ご注意下さい。

※あと、これは季節に関係はないですが、ホースでの水やりは、
 水圧で土を掘ってしまわない様に水の勢いを調整してあげてください。



最後になりますが・・・
「 水を好む植物 」 と 「 乾燥を好む植物 」 の水やりの違いは何?
と、思われた方もいらっしゃると思います。

それは・・・「水やりのタイミング」の違いです。


底から流れ出すくらい 『 たっぷり 』 与える

という形は守りながら、基本の「表土が乾いたら」を目安にして、
乾燥が好きな植物は表土が乾いてから「数日」置いて水やりをする…
等という風にタイミングをずらしたりして調整をします。

ただ、鉢の置き場所や使用している土などの環境や植物の状態でも違いがあり、
実際に経験して感覚を身につけていくことになりますので慣れない方は、
基本の水やり(土が乾いたらたっぷり)を守られたほうが失敗が少ないと思います。



園芸の世界には「水やりはとても大切で、そして難しい」ということを表した、
「水やり三年」という言葉があります。私達も長らく園芸に携わってきていますが、
「水やり」の大切さと難しさを日々、実感しています。

初心者の方が失敗されたお話を聞くと「水やりの失敗かも…」と思う事も沢山あります。
でも、せっかく園芸を始められた方が、『 やっぱり難しいし…私は駄目だ〜! 』 と、
止めてしまわれるのは残念ですし、寂しいです・・。

このページから少しでも 『 水やり 』 の大切さと、
でも、基本を押さえれば難しくないんだ!という事を、感じていただければ嬉しいです。




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